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2003.09.17

思想史に踏み出さない勇気

現在の中国哲学は、大半が思想史的な問題を取り扱っているだけで、現代社会を論じることを止めてしまっている、こう考えているのは僕だけではないでしょう。

現代の(西洋)哲学は思想史研究(思想家研究だってまあいいけど)をしてるだけでなくて、現代を問題にした議論をしてますし、そもそも伝統的な漢学は当時にあって社会に向き合ってました。本来的な出自からしても、「哲学」という明治以降に新たに名付けた名前からしても、中国哲学は現代を問題とすることがその性格に含まれるはずなんですが、現実の中国哲学(者)はそうではないようです。

現代思想の潮流からすると、それでいいのかもしれません。ポストモダン以降の僕たちは思想史研究しかない、のかもしれません。

でも、それで本当にいいんでしょうか。『道徳を基礎づける』のあとがきの中で、中島隆博さんが言っていることに僕はむしろ共感します。

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