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2004.05.07

小田中直樹『歴史学ってなんだ? 』

小田中直樹さんの『歴史学ってなんだ?』(PHP新書)は、一般読者に向けて、学問としての歴史学の意義を説いています。その議論の中心にあるのは、このごろ流行りのポスモダ系、特に「物語と記憶」をめぐる方法論への批判です。

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でも、ぼくは、「物語と記憶」という枠組みにどこか違和感を持ちます。それは、「物語と記憶」という枠組みが「真実性という基準」を無視しているからです。というよりも、「真実性という基準」を絶対視し、「一〇〇パーセント真実でなければ、すべて物語だ」と考えるという、「オール・オア・ナッシング」の立場をとっているからだ、というべきかもしれません。

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