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2004.06.01

白田秀彰の「インターネットの法と慣習」

HotWired Japanの白田秀彰さん の 「インターネットの法と慣習」、毎回勉強になって、とてもおもしろい連載です。その第11回「法律の重みについて II」は、僕自身前々から思っていたことをずばりと、しかも制度的な裏付けを元に展開されていて、むちゃくちゃ納得しました。

アメリカと日本の法律の制度的な性格の比較分析から、日本では社会運動による政治への影響行使が難しい環境にあり、現実的な手段としては「投票」によって政治家を選ぶしかないという結論を導き出しています。その結論部分に以下のコメントがあります。

デモとか抗議集会とかは、「祭り」でしかない。政治家も裁判官も「人間」としては、そうした「運動」の圧力を感じるかもしれないけど、制度の一部である「官」としては、そうした「運動」に拘束される理由がない。無視することができる。対して、法律は「官」を拘束する。法律を無視した「官」は処罰される。効くか効かないかわからない方法よりも、効くことがはっきりわかってる方法を採用すべきじゃないのかな。

だから、「デモに1万人来ましたぁ♪ 大成功ですぅ!」とか言って喜んでいるよりも、しっかりした実証データとか具体的な政策案とかを掲げて、議員たちにロビー活動をするほうがはるかに有意義だと思うんだ。

最後のところは、市民活動家だけでなく、今の思想家(といえるかどうかはともかく、人文諸科学の業界人)にもあてはまる痛烈な指摘です。「マスコミや一般人は物を知らない連中だな」とか言って思想を弄んでいるよりも、することあるんじゃないの?と思うわけです。高度な理論、高邁な思想があっても、居酒屋の愚痴と結局同じ効果、言ってる人間のストレス解消にしかなってないですもん。

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