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2004.07.25

電子文献参照の書き方

科学技術情報流通技術基準
参照文献の書き方(補遺) 電子文献参照の書き方
http://www.jst.go.jp/SIST/handbook/sist02sup/index.htm

というのがあるんですね。
「Webサイト、Webページ」「電子メール」「メーリングリスト、電子掲示板」「データベース」などの引用方式がありました。

こうした情報を引用すること自体が遠慮されかねない雰囲気のある業界もあるでしょうけど、論文で引用することが対象研究の評価につながるというのであれば、積極的に引用していかないと、結局、人文研究と情報処理は乖離したままになるのでは、とも思ったりして。
漢和辞典や逐次索引の類は引用しなくてよい=中研院の漢籍文献は引用しなくてよい、みたいな発想、どうなんでしょうね。用例検索は引用ではない、といったような発言をしていた後輩がいて、じゃあ君は25史頭から尻尾まで自分の手と目で読めるのか?と言いたくもなりましたが。結局それでは、データベースになっていること自体を研究成果として評価しないということになるわけですし。

# 確かに僕自身にも、そうしたフリーライダー的要素はあるけれども。

台湾なんかだとデータベースは徐々に有料化されていく方向にあるし、バザール理論よろしくもっと褒め称える=研究論文で参照する必要あるんじゃないかと思うわけです。
もっとも、じゃあどこまでを参照するか、といった問題はあります。INBUDSみたいな論文データベースはすごく重宝するけど、これはどうか? CNKIみたいに政府が仕事としてインフラ提供してくれてるものなら、まあ水のようなものとしてスルーしてもよいでしょうけど、一部の研究者たちの篤志によるものとなると?
INBUDSも印仏学会が主導しているからインフラとしてスルーできるといえばそうかもしれません。

そうなると、同じ観点からすれば、漢籍電子文献も公共研究機関による公開だから同様にインフラ扱いできる、ということにもなります。これはあまりよくない結論です。個人でデータベースを作っても報われません、ということですから。

やはりそれなりにアカデミックな視点からの線引きをしないといけないんじゃないかと思います。こうした議論をすることも、人文研究の情報化なんだと僕なんかは思っているわけです。

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