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2004.10.31

フランス人かイタリア人か

昨日は道文研の例会があって、いつものように懇親会で飲んでいたのでした。話題の一つが道仏交渉になって、よく言われている、一般庶民は道仏をほとんど同一視していて、知識人は両者を区別したいた、といった切り分けがどこまで有効かという話になりました。酔っ払っていたときの定かではない記憶を再構成したところでは、知識人の言説ではっきり区別されてるのは、彼らに知識や表現力が豊富にあったからで、背景となっている信仰世界に違いはないんじゃないのか、といったような話があったような。仙も仏もこっちからあっちの世界に逝っちゃった方々なので、どっちか片方の実在を信じて、どっちか片方は信じないというのは、むしろ不自然に思えるわけです。

フランス人とイタリア人について、日本人から見るとおおざっぱには西洋人という了解はできるけど、フランスらしいとかイタリアらしいとかを判定するにはそれなりの知識が必要になる、ということかなと。ようするに違いを分かっていても、彼らが同じ西洋人であることに異論はないはず、なんですね。

もちろん腑分けもなしに突き進むと混乱するので、方法上区別するというのはアリな選択です。ただ、人はついつい便宜上引かれた国境を実体視してしまうのでしょう。

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2004.10.28

『人間の本性を考える(上)』

スティーブン・ピンカー『人間の本性を考える ~心は「空白の石版」か (上)』(amazon, bk1)を読みました。通勤時間に読んでるので、読みやすい本なのにちっとも前に進まないのを、ようやく読み終え、中巻に突入です。山形浩生さんの書評でも絶賛されているけど、いや確かに面白いです。雑誌やら何やらでこの手の話題はちょこちょこかじってましたが、書籍としてまとまった専論は、ドーキンスの『利己的な遺伝子』以降読んでなかったので、ずいぶんとなまけた話ですけども、これを機に脳内データベースをバージョンアップしてます。

ところで、また中国哲学へ妄想シフトするんですが、人間の本性を決めるのは遺伝も環境も両方だ、といった考え方はわりに基本的な了解事項であるように思えます。儒教では、上知と下愚は移らないけど、努力次第でそこそこいけるって言うし、道教でも、予め仙骨を持って生まれなくても、学んで神仙になる道が用意されてます。ようするにシビアに、人間には持って生まれた差異があることは認めて、それを見据えた上で、でも何とかなる/しようという意志があるんですね。
こうした中国哲学的思考の1000年単位の蓄積と最新の生物学のコラボ、おもしろいと思うんですが。

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2004.10.27

讃岐うどん『すみた』

同僚から東京一美味い讃岐うどんの店があると誘われて、東十条の『すみた』に行ってきました。結論。ほんっっっとうにおいしかったです。ビバ、讃岐うどん。ネットで調べてみると、有名店なんですね。All About Japanの記事で激賞してるのわかります。

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2004.10.25

カレー『ニューキャッスル』

また行ってしまいました、銀座『ニューキャッスル』。僕自身東京で一番通ってるカレー屋さんです。東京に出てきてしばらくして見つけたので、もうかれこれ10年越えてますね。はまる味なんです、妙に。ググったら、

ちなみにこないだ行ったら「ツンカマダブタマ」という妙な注文をしている青年がいた。
てな一文が。。。僕かもしれません。このお店ではスタンダードサイズが「大森」、大盛りが一駅先の「蒲田」、もっと大盛りが蒲田の次で「つんかま」と呼ばれています。「つんかま」はメニューに載ってません。また半熟目玉焼きがのってるんですが、二つ載っけてもらう「だぶたま」というオプションもあります。蒲田より上は、「だぶたま」でないとおっつかないんですね。
何度か通ってようやく知った次第です。

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2004.10.24

漢語大詞典電子版

漢語大詞典(光盤繁體單機2.0版)をついに購入しました。いちいちOSの言語環境まで変更するのは面倒くさいと思っていたので、放置していたんですが、うまい方法を見つけました。パソコンでの研究環境がますます充実してきて、うれしいかぎりです。

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2004.10.23

『珈琲時光』

侯孝賢の『珈琲時光』を見てきました。思ったより、悪くなかったです。
ストーリーについては、情報収集するか、パンフレットを見ない限り、理解できないもので、予想通り冒頭から思いっきりおいてかれました。ただ風景の切り取り方が、日本人の感覚でないからか、フィルムに立ち現れる東京の風景がおもしろかったです。明らかに自分の見ている東京ではない。あるいは日本人の監督でも同じように撮れるのかもしれませんが。

例えば同じ日本人でも、東京で生まれ育った人間と地方出身者では違ってくると思います。同郷の友人が「周りを見回しても山が見えない、気持ち悪いところだ」と東京を評したり、逆に埼玉出身の先輩が書いた「東京の空は高い。だってビルだって届かないから」といった詩を、父が「田舎の空はもっと高い」と言ったりしたこととか。都会の良し悪しを言うつもりはありません。ただ同じ風景でも見え方はたぶん違う。そんな哲学的な問題が見て分かるという、いい映画でした。
また人物の描き方は分かり易い余韻を醸し出していて、見ていて退屈はしませんでした。

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2004.10.21

うどん会席『鳥茶屋』

神楽坂 鳥茶屋 本店でうどん会席をご馳走になりました。きちんとした和の前菜が出て、お造りもおいしく、そしてメインがうどんすき。関西風ということで、鳥の水たきみたいな鍋に、ぶっというどんがどしんと入ってました。うどんというよりミニ羊羹に近い太さがあります。上品ながらもボリュームたっぷりで、堪能できました。

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2004.10.20

中華料理『大拇指餃子』

台風が来てるので、帰宅途中、なるたけ地上に出ないでごはん食べて帰ろうと立ち寄ったのが、有楽町電気ビルB1の大拇指餃子です。地下鉄から上に出ないで来れるもので。カウンターがメインでテーブルは二つ。食券機があったけど、使わないでもいいみたいでした。夜だったからかなあ。

値段はリーズナブルでした。焼き、水、揚げとどれでも4つ300円、ちょっとしたおつまみも300~400円で、量は少なめですが、けっこう気がきいてるのが出ます。
肝心の餃子の味ですが、焼き餃子を注文したところ、中にスープがつまってて手間をかけて作ってることを伺わせます。ただやはり皮がいまいちです。もう少し厚くするか、具との一体感を出すために逆に薄くするかするといいのでは。いや値段からしたらじゅうぶんなおいしさなんで、贅沢な希望かもしれません。

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2004.10.17

ゾルゲと尾崎、淡々と最期 古書店で処刑記録見つかる

asahi.comより。最近、ようやく研究史に興味出てきてて、このあたりの時代、気になってきてます。
仕事をしてることもあって、本はもっぱらネット買い、神保町の書店回りをする機会もめっきり減りましたが、こういう記事を読むと、やっぱり時々でも行かないといかんな~と思うのでした。

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2004.10.16

最新ミニPC

シャープ、4GB HDD搭載の新ザウルス「SL-C3000」
細かい仕様はこちら

手のひらに載るWindows XPマシン――OQOの超小型PC、ついに発売へ

テキストデータベースの恒常的利用と論文作成のため、という言い訳でどっちか買おうか悩んでます。

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2004.10.15

『スゥイングガールズ』

スゥイングガールズ』見てきました。監督の矢口さんは『ウォーターボーイズ』のときもそうだったけど、物語がきれいに終わってくれて、見てて気持ちがいいです。余計な事はあんまり言わない。破綻してるところもないではないけど、許容の範囲ですし。娯楽作品としてすばらしい出来で、堪能しました。
山形弁のリアルさとか、演奏のアテレコ疑惑とか、あるようですが、まあどうでもいいだろう、と思います。だって女の子かわいいんだもの。好みは鈴木“すっとぼけ”友子と関口“委員長”香織の二人です。

ジャズの演奏も楽しく聞けました。楽器またやりたくなっちゃいました。

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2004.10.14

『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』を東京ファンタスティック映画祭で見てきました。ティムバートンの極上のダークメルヘンです。劇場で見たのは二度目で、公開から10年経っても、物語のおもしろさと独特の映像センスは色あせることがありませんでした。
それはともかく、ファンタスティック映画祭2004の前夜祭で見たんですが、ギミック付きの上映で、まあそれがダメダメでした。肝心の映像をみづらくするようなことをするなってんです。多少はお遊びとして楽しめますが、ライトが目に入ってまぶしくてスクリーンが見えなかったことが何度もあり、実に不快でした。前の方の席に座っている人間には気持ちよく映画を見る権利はないとでも? ギミックの設置をした連中には映画への愛がないんでしょうな。

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2004.10.13

母校で温泉!

nikkansports.com > 日刊スポーツ 社会ニュースより。大学時代の先輩からメールが来て、何のことやらと思っていたら。中学の母校の校庭から温泉です。つーか、土地が狭いからだとは思いますが、何故校庭をボーリング調査したんでしょうか。謎すぎます。

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2004.10.12

Genius Barで対面修理

アップルストア 銀座の二階には、直営サポートセンターがあって、オンラインで予約して行けます。病院行くみたいです。「Genius Bar」なんつー呼び名がいかにもMacぽくってすかしてんだけど、それでもサービスはすばらしいものがありました。
まあ壊れたといっても、パワブーの底面のすべり止めポッチがとれてしまっただけで、ものの10分弱で修理完了。速い。。。前は全部外してつけるから何日もかかってバカらしいとか言われてたような気がするんですが。

いやまあ、そもそも作りが甘いのです。理想はThinkPadの堅牢さで外側がPowerBookなんですよね。それこそ昔出した共同モデルやってくれないでしょうか。
とはいえ、ハードを独占してるからこその、気分よいサポート=ハードの作りの甘さのごまかし、が提供できるわけで、どうせPCなんて壊れますから、どこで気分良くさせてくれるかということを考えると、ユーザーにとっては、直営店によるサービスの提供って満足度が高いです。すかしてるけど。

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2004.10.06

ぐるなびだけじゃダメみたい

フードリンクニュース・ぐるなびが会員制度を導入!加盟金が5倍に!だそうです。これまでの加盟金だと、月3000ページビューまでしか検索にひっかからない(店名のフリーワード検索は除く)そうで、探す側からするとそのお店は存在しなくなっちゃうことになります。うーん、ぐるなびはどっちかというと仕事で使うことが多いので、これは困ります。
元々他のグルメサイトも併用していたとはいえ、忙しいときはぐるなび決めうちだったりしたので、今後は注意しないといかんです。

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2004.10.05

美空ひばりで『たけくらべ』

D坂シネマ「谷根千と東京をさぐる映画会」 に行って、美空ひばり主演の『たけくらべ』を見てきました。モノクロ映画。美空ひばりは気位が高いけど健康的なお嬢さんで、ふっくらとしていかにも処女然とした感じ。お姉さん役の岸恵子はまあすんごい美人でした。セットも豪華、俳優陣も豪華。堪能しました。
上映後に森まゆみさんの解説もあり、これもまた贅沢でした。最後、戸口に水仙(だっけか)が置かれているのを見て、美登利が信如からのものであることを知るのは、当時造花作りはお寺の商売だったので、お寺の関係者がおいたとすぐに分かるのだ、ということで、それはΩヾ(゚д゚ )ヘェーヘェーヘェーでした。廃仏毀釈のあおりなんですねえ。

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2004.10.04

東洋文庫を全文検索

小学館系列でやってるオンライン総合データベースJapanKnowledgeでは、個人利用では月1,600円近く取られてしまうのですが、各種百科事典、国語・英語辞典、現代用語の基礎知識などの他に、前から平凡社の東洋文庫をPDFで見放題だったんですが、何と、全文検索できるようになりました。わお。
まだ東洋文庫が全部入ってる訳ではないんですが、それでもけっこう使えるのではないかと思います。ただし、異体字を同一視して検索したり、書名指定など範囲を限定したりという高度な検索までは、現時点ではできないようです。残念。

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2004.10.03

トッポ・ジージョのボタン戦争

ユーロスペースで『トッポ・ジージョのボタン戦争』を見てきました。1967年の作だけあって、東西冷戦と核戦争を背景にした、子供向け人形劇映画です。トッポ・ジージョ自体には、年代的にもそんな思い入れはないんですが、パペットとかクレイアニメとか手作り的なアニメーション、好きなんです。
トッポ・ジージョはひとりぼっちで暮らしてて、ネズミだから人間には相手にされず、ようやくできた友達は赤い風船で、しかも。。。といった哀愁ただよう設定。でも動きが絶妙にコミカルかつリアルで、どうやって動かしてるのか本当に不思議でした。生きてるとしか思えない動きで実に感動。終盤の大乱闘シーンもギャグ満載で楽しくみれました。ただ、ちょっと長すぎます。前半を短縮して、1時間番組サイズがちょうどいいんじゃないかと思います。

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2004.10.02

ぐるなびも国際化

公私ともにお世話になってる検索サイトぐるなび−レストラン・飲食店検索!ですが、気がつけば、英語だけでなく、簡/繁中国語、韓国語とマルチに対応してくれてます。
YOKOSO! JAPANのPRがあったので、関連事業なのかもしれません。

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2004.10.01

『電子書籍ビジネス調査報告書2004』

インプレスから『電子書籍ビジネス調査報告書2004』が発売されました。参考資料として非常に欲しいです。が、お値段39,000円也。A4版200頁にしては高くないでしょうか。調査のための経費とかかってるにしても、もう少しどうにかならないもんでしょうか。どっかの大学図書館に入るのを待つしかないですか。ともかく中身も見ないで買うのはためらわれます。

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