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2004.10.28

『人間の本性を考える(上)』

スティーブン・ピンカー『人間の本性を考える ~心は「空白の石版」か (上)』(amazon, bk1)を読みました。通勤時間に読んでるので、読みやすい本なのにちっとも前に進まないのを、ようやく読み終え、中巻に突入です。山形浩生さんの書評でも絶賛されているけど、いや確かに面白いです。雑誌やら何やらでこの手の話題はちょこちょこかじってましたが、書籍としてまとまった専論は、ドーキンスの『利己的な遺伝子』以降読んでなかったので、ずいぶんとなまけた話ですけども、これを機に脳内データベースをバージョンアップしてます。

ところで、また中国哲学へ妄想シフトするんですが、人間の本性を決めるのは遺伝も環境も両方だ、といった考え方はわりに基本的な了解事項であるように思えます。儒教では、上知と下愚は移らないけど、努力次第でそこそこいけるって言うし、道教でも、予め仙骨を持って生まれなくても、学んで神仙になる道が用意されてます。ようするにシビアに、人間には持って生まれた差異があることは認めて、それを見据えた上で、でも何とかなる/しようという意志があるんですね。
こうした中国哲学的思考の1000年単位の蓄積と最新の生物学のコラボ、おもしろいと思うんですが。

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