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2005.03.26

リブリエできるかな

昨日は、京都大学の「東洋学へのコンピュータ利用第16回研究セミナー」で発表させていただきました。技術的に高度な発表の中にまじって、えらくライトな発表になってしまいました。まあ少しは受けたのでよかったということにしておきます。
「リブリエできるかな−多漢字電子ブックの試み−」というタイトルで、リブリエでどの程度漢字を使えるかの実証実験の報告でした。クリアすべき課題はいくつかあり、ソニーさん次第ですが、しかしなかなか期待できそうです。実際にある程度まとまったものをサンプルとして作って、プレゼンと交渉の材料にしないと。道教でだと引きが悪いだろうから、四書集注あたりかなあ。フリーのデータありますしね。しかし時間はないのでした。

ちょうど日経MJで「電子本時代 序章に」と一面記事になっていました(3月25日付け)。西手新九郎でしょうか。PCと専用端末ではマンガが、携帯電話ではJ文学(でよかったっけ)のような軽めの小説が中心なのですが、学術書や専門書も電子書籍になじみやすいとの評価。平凡社の「東洋文庫」の電子化が取り上げられています。JapanKnowledgeでは、有料ですが、内容を全文検索してPDFで閲覧ができるようになっています。こういったことをもっとできる仕組みがあればと思うんですよね。現状のリブリエは貸本式なんですが、買い取り式の学術書販売への道を開いてくれないかなあと思うんです。古典の電子化は技術力の高さの証明になりますし、儲けを出すというよりも文化事業的な位置づけで検討してくれるとうれしいんですけど。一部でむちゃくちゃ評価が高まると思います。ホントに一部ですが。まあこうしたことも研究者側からもっと働きかけないといけないんではないかと。個人レベルでは限界がありますが。

追記(4/7):「現状のリブリエは貸本式」という記述について、リブリエ自体が貸本式というわけではないとのご指摘を受けました。まさにその通りで、リブリエで読める電子ブックの事業展開としては、現在はTimebook Townの貸本式の事業形態しかないというだけで、リブリエ自体は無期限閲覧可能の電子ブックを作成できる規格になっていて、かなり柔軟な出版が可能になっています。自分で了解していたにもかかわらず、つい規格と事業をいっしょくたにしておりました。修行が足りず反省しております。

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