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2005.09.16

舞城王太郎『阿修羅ガール』

舞城王太郎『阿修羅ガール』 (amazon, bk1)を今更読みました。といっても、通勤がてらに30分で斜め読み。きちんと読んでませんが、いやあ文章がうまいです。言葉遣いとかリズムとか。才能かなあ。内容は村上春樹2chバージョン?という感じでした。
頭の悪い女子高生の独白だから許される程度の錬度の低い思想性に引っかかって「語るなボケ」と思ってしまい読むことを楽しみきれなかったのが残念です。もちろん、そんな書き方はそれはそれで人物造型のリアリティに貢献してるわけで、あるいは作者の計算かもしれないですが、でもわざわざ時間を割いて劇中人物の程度の低い話を聞くつもりもないですねえ。京極夏彦を読んだときもそうで、変に語ることで借り物の思想の浅さが透けて見えてうざかったんだけど、自分が中高生だったら、そんな思想性のあたりも含めてエンターテイメントとして興奮できたのかもしれません。それなりに歳くったなあ、僕。もう何年かしたら一回りして突き抜けて楽しめるようになるんだろうか。

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