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2005.11.07

Amazonが本をページ単位で販売?

CBS MarketWatchによると、オンライン書籍販売大手アマゾン・ドットコムは3日、インターネット利用者が、本を1冊丸ごとではなく、ページ、または章(チャプター)単位で、必要な部分だけ購入できるサービス「アマゾン・ページズ」を来年から開始すると発表した。アマゾンでは、「例えばビジネスマンが、ビジネス書のベストセラー数冊からマーケティングの章だけ読みたいと思えば、その部分だけ買うことができる」としている。
livedoorニュース(via 404 Blog Not Found)より。 論文集の欲しい論文だけ買えると確かにうれしいですが、おそらく学術書はこうした動きに載せるのは難しいように思えます。ペイしないんじゃないかと。紙で出さずに電子出版のみで、なら可能性はあるのかなあ。でも学術出版って商売でやってないし、ハードカバーで出版したいとかいった欲望(いい迷惑だけど分からなくもない)も含めて出版文化でしょうから、その継承となると、電子出版でいいでしょ、とは言い切れないところです。CGあるから油絵いらんよね、とはならないわけで。小飼さんが書いてるように筋としてはGoogleよりAmazonでしょうけど、学術出版の場合はどっちでも問題は残るように思えます。 もっともページ売りだけではなく、
アマゾンはまた、ネット利用者の選択肢を増やすため、購入した本(印刷物)のデジタル版も利用者に提供するサービス「アマゾン・アップグレード」を始めるとしている。アマゾンでは、一例として、定価20ドルの本では、1.99ドル足した料金でデジタル版が手に入るとしている。
とおまけつきもはじめるそうです。これ、すでに買ってしまった本に対しても適応してくれるとうれしいなあ。2万円超える洋書を買ったばかりなもので。 このサービス、二次配布を制限して、紙の本を買ったらその電子版も使えるようにするとかしてくれるんだったら出版社にとっても損はないでしょうし、むしろ図書館で必要なところだけコピーしてすませるより買ってしまおうという気になりますし、買った学術書の検索やコピペができるようになれば、ずいぶん研究する上での助けになりますねえ。いいなあ。日本のAmazonでもやってほしいなあ。

【追記】:11/9

また、世界最大の一般書籍の出版社であるRandom Houseも、同社の書籍をインターネット上で有料公開するビジネスモデルを明らかにした。
CNET Japanより。
そうそう、だいぶ前に言及済みですが、紙の書籍の電子版提供だと、JapanKnowledgeが複数の辞書(白川静『字通』なんかも)や平凡社東洋文庫を利用料定額で読み放題検索し放題です。またリブリエやシグマブックなどの専用端末による電子出版事業がこうした動きとどう関わってくるかというのも気になるところです。いっそ協業したら?と思うんですが、どうでしょうね。

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