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2005.11.26

水道橋:海南鶏飯

久々に土曜の夜の神保町。白山通りには北京亭もあるわけですが、ここは新規開拓と、海南鶏飯に行ってみました。学生の頃、割と行ってた台南坦仔麺と同じ経営です。
実は麻布十番の海南鶏飯食堂のサイトで、水道橋にある店とは無関係ですとか書いてあって、それで水道橋にも海南鶏飯を食べれる店があるんだと気になってたところだったのです。
日本のビール以外にタイガービールと台湾ビールがあったので、とりあえず台湾ビールを頼み、迷うことなく目的の海南鶏飯を注文。ご飯はちゃんと長粒米でスープで炊き込んであったし、鶏肉の味付けも定番といった感じで、普通においしく食べれました。麻布十番の店より味付けは濃いめでしたが、こっちもなかなか。他にもおいしそうなメニューがあったし、次は普通に飲みに行くとします。

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2005.11.23

じゅすへるの子孫にはなれんでしょ

何故ベストを尽くさないのか〜! 違った。『奇談』を見たのです。名作妖怪ハンターシリーズの「生命の木」(諸星大二郎『妖怪ハンター地の巻』 (amazon, bk1)所収)が原作です。原作者インタビューや隠れキリシタンの概説など充実したパンフレットといい、原作リスペクトを感じられるものでしたが、やはり原作に付け足した要素がうまく整合性をもって繋がっていないのが僕も気になりました。

一番残念だったのは、最後、主人公が大学の屋上で独白するシーンで、書き割りの風景以上に安っぽく安易な戦争批判、文明批判をやらかしてしまったことでした。じゅすへるの子孫には今更なれんでしょうに。歴史や神話は現在を忘れるためのファンタジーではないし、そうしてはいけないのです。確かに文系へたれ院生のせりふとしてのリアリティはありますが。えー。いやいや、でも位置づけとしてはこれが同時に作品のメッセージであるかのように受け取れるし、パンフレットを読む限り監督もそう原作を読んでいたっぽいです。しかし、諸星大二郎の原作はそんなメッセージ性なんてのに回収できるほど浅いものではないです。そう読み解くこともできるという可能性はじゅうぶんにはらんでいるし、そう解釈できるでしょうが、それは原作同様に観客に委ねて欲しかったです。解釈の出来ない異界/物語との邂逅が原作の最大の魅力であり、人は不可解故に魅了されるのです。第一、諸星作品では異界/物語はむしろ普通の人間を疎外、いや取り殺しさえする怖ろしい存在として描かれることの方が多い。おそらく監督もそれは感覚として分かっているので、主人公に稗田はあそこで見たものが全てだと言ったと語らせ、更に1シーン、稗田礼二郎が町中で重太とすれ違うところで本当に映画が終わります。

しかし個人的には更にその奥の1シーンがあって欲しかった。
というのも原作にない要素として主人公をはじめとする一連の神隠し現象があるのですが、原作「生命の木」で語られている物語の範囲内では、いくらその対象が知恵の未発達な子供であってさえもそもそもがあだんの子である人間の子供が連れて行かれる可能性は論理的にあり得ないことになります。
でも、「生命の木」を妖怪ハンターの世界全体に位置づければ、整合的に解釈できるように思えます。というのも妖怪ハンターには花咲爺シリーズのような生命の木をめぐる他の物語があり、そこでは生命の木をめぐる邪悪な存在が描かれています。そう、この物語はじゅすへるの一族の物語を偽装して、生命の木を利用して「エサ」集めをしていた何者かが背後にいて、離れの住人では食料に十分でなく定期的に神隠しを行って食糧不足を改善していたのです。しかしそれも巣が水没するために、他に移動するべく今回の奇跡を仕組んだ、これはそんな悪意の物語であったという解釈をすることで、神隠し現象が不自然ではなくなるのではないでしょうか。
したがって映画の最後に登場するべきは重太ではなく、ぱらいそに行ったはずの白木みのる演ずるよはねでなくてはなりません。再びいんへるのをともなって彼(ら)は日本の違うところに現れる、といったようなシーンでしょう。これがあれば映画独自の付け足しである神隠しの要素が次なる物語につながる可能性として位置づけられるのにと思った次第です。
ということで、是非次は花咲爺の話を映画化してください。正直、京極堂シリーズなんかどうでもいいので。

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2005.11.20

丸ノ内:ベルジアン ビア・カフェ アントワープ セントラル

中華の出来があまりに不満で、思わず同じく東京ビルTOKIAのB1にあった、ベルギービールのお店に寄ってしまいました。ベルジアン ビア・カフェ アントワープ セントラルぐるなび)という世界規模で展開している店舗チェーンの日本で二軒目だそうで。051120_124405_ed_m.jpg

贔屓にしているブラッセルズに比べると、ビールの種類は負けてますが、それでもざっと30種類ぐらいありましたし、レトロな店の雰囲気もなかなか。東京駅すぐそばというロケーションもいいです。宴会メニューもあるし、夜は混むんだろうなあ。
今日は、生ビールをぐびっと飲んで、フライドポテトをかじったぐらいでしたが、これは再訪せねばなりますまい。

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丸ノ内:龍福小籠堂

丸ノ内に新しくできた東京ビルTOKIAに行ってきました。友人から聞くまでオープンしたこと知りませんでした。そういや、確かに工事はしていましたね。友人の話では有名なお好み焼き屋があるとのことだったのですが、テレビで紹介されたからでしょうか、案の定そこだけ行列が。待ってまでお好み焼き食べる神経を持ち合わせていないため、本場上海の小籠包が売りの龍福小籠堂に行ってみました。
うーん、肝心の小籠包イマイチ。051120_122539_ed_m.jpg
値段の高さに見合う味ではなかったです。5つしかない小籠包のうち1つがすでに皮が破れてましたし、味は何というか平凡でした。他に頼んだもち米揚げ餃子は三個で680円と量少なくて高いだけ。鳥煮込みそばは味はよかったものの、びっくりするほどではない。上海対決では、ヒルズの南翔饅頭店の方があきらかに満足度は上ですね。
また接客の手際もずいぶん非道かったです。開店してもう1週間立ってるんですが、そんなんでいいのかと思いました。値段安けりゃ文句はいいませんが、この価格なら最低ラインのサービスぐらいは提供しろよと思います。大声で「歓迎光臨」言ってるヒマがあったら体動かせとむかつきました。注文した後一皿も出ないうちに伝票おくのは百歩譲って許すとしても、食べ終わった後やっぱりデザートも食べようとメニューを頼んだら、音沙汰無し。もう一度頼んでもなしのつぶて。えー、座っている席の後ろ、2mと離れてないところに店員は待機してメニューやお冷をセットしていたんですがね。あほくさくなって店を出ようとしたら、支払いもえらく待たされました。次行くことはないですね。

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2005.11.17

池袋:まるごと北海道

居酒屋「まるごと北海道」池袋店に行ってきました。第三セクターで始まった物産販売業の一環で経営されている(いた?)というまさに北海道と直結しているお店です。
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2005.11.14

頭の良くなる水

純水を飲んだら頭が良くなる、なんて有名進学塾が言ってていいんでしょうか。
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参照:水商売ウォッチング

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霞舫飯店1号店

前々から気になっていた西新宿の霞舫飯店に行ってきました。メニュー構成は思ったよりも普通で、値段もリーズナブルでしたが、味の方は本場の味を感じさせるものの、まあそれなりでした。
もっとも沙茶粉絲海鮮鍋と牛肉麺はけっこういけました。鍋の方は汁ありと汁なしがあるけど?と聞かれ、汁なしの鍋って何やねんと心の中でつっこみつつそっちを注文すると鉄皿で五目春雨炒めに沙茶醤で味付けしたものが登場。びっくりしたけど美味しかったです。でも1,260円は高い。牛肉麺は厨房で作ってる気配がないなと思ったら、何と2号店から出前で来ました。
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麺が平打ち麺で味付けはやや辛めでしたが、これもおいしかったです。でも明らかに牛肉が少ない。
〆に豆花も頼んだら、これも2号店から。ネットの取材記事では手作りっぽく書いてあったんですが、写真と記事の内容からどうもあやしいなと踏んでいたら、案の定缶入りのものを皿にあけただけでした。手作りしてた時期が本当にあったのだとしたら残念な話です。同じ記事におでんも始めたとか書いてあったのに、聞いてみたら去年で止めたとか言われたし、どっちにしても方針変更があったんでしょうか。そんなこんなで、全般的に手抜きっぽい空気が漂ってたのが残念です。期待しすぎたか。
でも麺の味は確かだったので、次は2号店に行ってみようかと思います。

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2005.11.13

妙法童子の護符

妙法童子が安置されている謎の祠の前を通り過ぎた際、ちょっと拝んどこと思ってのぞき込んだら、何と像の上には護符が。
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一読した限り、現在の神像とは関係がなさそうです。うーん何かしらの宗教闘争があったのだろうか。謎と期待(と妄想)は深まるばかりなのでした。

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2005.11.09

著作権侵害か学問擁護か?

Google Printの図書館全蔵書電子化プロジェクトに関して、

どの著作権の専門家もGoogleが危ない橋を渡っていると考えているわけではない。実際のところ、今回のケースをめぐっては、法曹界の意見も一致していない。この争いは結局、「Googleが世紀の著作権侵害者になろうとしているのか、それともウェブ検索技術によって無名の書籍にも日の目を見せようとする学問擁護者なのか」という1つの素朴な疑問にたどりつく。
CNET Japanより。

全ての研究者が誠実であれば、このサービスにより目にとまった書籍を購入するかもしれませんが、しかし、現実には。。。最悪のケースとしては日の目を見ても数冊しか売れなかったという落ちが想定できるでしょう。それでもましといえるかもしれませんが、ある程度は売れる高価な学術書籍はどうなるでしょうか。売れ行きがただでさえ鈍っているそうですが、それに拍車をかけることになるのでは、と思ってしまいます。
まあハードカバーに金文字でどっかーんみたいな出版をやめて、ペーパーバックよろしく廉価な出版形態を推進し、評価は内容を第一として決して本の作りで差別しない、という意識を周知できれば学術書の電子化の未来は明るいと思うのですが。どうしてでしょうねえ。

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2005.11.07

Amazonが本をページ単位で販売?

CBS MarketWatchによると、オンライン書籍販売大手アマゾン・ドットコムは3日、インターネット利用者が、本を1冊丸ごとではなく、ページ、または章(チャプター)単位で、必要な部分だけ購入できるサービス「アマゾン・ページズ」を来年から開始すると発表した。アマゾンでは、「例えばビジネスマンが、ビジネス書のベストセラー数冊からマーケティングの章だけ読みたいと思えば、その部分だけ買うことができる」としている。
livedoorニュース(via 404 Blog Not Found)より。 論文集の欲しい論文だけ買えると確かにうれしいですが、おそらく学術書はこうした動きに載せるのは難しいように思えます。ペイしないんじゃないかと。紙で出さずに電子出版のみで、なら可能性はあるのかなあ。でも学術出版って商売でやってないし、ハードカバーで出版したいとかいった欲望(いい迷惑だけど分からなくもない)も含めて出版文化でしょうから、その継承となると、電子出版でいいでしょ、とは言い切れないところです。CGあるから油絵いらんよね、とはならないわけで。小飼さんが書いてるように筋としてはGoogleよりAmazonでしょうけど、学術出版の場合はどっちでも問題は残るように思えます。 もっともページ売りだけではなく、
アマゾンはまた、ネット利用者の選択肢を増やすため、購入した本(印刷物)のデジタル版も利用者に提供するサービス「アマゾン・アップグレード」を始めるとしている。アマゾンでは、一例として、定価20ドルの本では、1.99ドル足した料金でデジタル版が手に入るとしている。
とおまけつきもはじめるそうです。これ、すでに買ってしまった本に対しても適応してくれるとうれしいなあ。2万円超える洋書を買ったばかりなもので。 このサービス、二次配布を制限して、紙の本を買ったらその電子版も使えるようにするとかしてくれるんだったら出版社にとっても損はないでしょうし、むしろ図書館で必要なところだけコピーしてすませるより買ってしまおうという気になりますし、買った学術書の検索やコピペができるようになれば、ずいぶん研究する上での助けになりますねえ。いいなあ。日本のAmazonでもやってほしいなあ。

【追記】:11/9

また、世界最大の一般書籍の出版社であるRandom Houseも、同社の書籍をインターネット上で有料公開するビジネスモデルを明らかにした。
CNET Japanより。
そうそう、だいぶ前に言及済みですが、紙の書籍の電子版提供だと、JapanKnowledgeが複数の辞書(白川静『字通』なんかも)や平凡社東洋文庫を利用料定額で読み放題検索し放題です。またリブリエやシグマブックなどの専用端末による電子出版事業がこうした動きとどう関わってくるかというのも気になるところです。いっそ協業したら?と思うんですが、どうでしょうね。

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2005.11.06

大英図書館の蔵書がデジタル化!

Microsoftは11月4日、大英図書館との戦略提携を発表した。2006年中に大英図書館の蔵書のうち2500万ページをデジタル化して検索できるようにし、将来的に対象ページを増やしていく計画。

 両者が協力して、著作権が消滅した書籍約10万冊をデジタル化。MSNの新しい書籍検索サービスMSN Book Searchで本文を検索できるようにする。来年にβサービスの公開を予定している。

ITmediaニュースより。

Microsoftもどかんと来ました。Yahoo!の主導する書籍電子化プロジェクトにも参加しています。同プロジェクトはInternetArchiveが関わっています。著作権の切れているものから入れていくというのは、足かせになる反面、仮に単なるパフォーマンスだとしても古典が注目されるわけですし、僕らみたいな古典研究者にはメリットとなるところが多く、うれしい傾向と言えるでしょう。

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2005.11.04

Google Printで著作権切れの書籍の全文検索!

公開されている書籍は、ハーバード大学/スタンフォード大学/ミシガン大学/オックスフォード大学の大学図書館、およびニューヨーク市立図書館など、 Google Printのパートナーの蔵書が中心。ミシガン大学に収められている南北戦争の連隊史、スタンフォード大学所蔵の議定書や政府のドキュメント、ハーバード大学図書館のHenry Jamesの著作などが含まれる。本文の全文検索が可能であり、 たとえばニューヨーク市民の自伝を集めた「The Wealth and Biography of the Wealthy Citizens of the City of New York」では、書物内をさらに「Bankers(銀行家)」や「Grocers(食料雑貨店主)」などで絞り込める。
Google、パブリックドメインの書籍などを「Google Print」で公開」(Yoichi Yamashita、MYCOM PC WEB)より。 Google Printがんばれ~。一私企業がという批判があるにしても、そもそもどこも今までやってくんなかったじゃんと反論できる訳で、非常に応援したいです。だいたい複数企業でやったところで継続的にできるかどうか心配しなくちゃいかんのは同じこと。立ちゆかなくなったときに、データを公共機関に回収できるような(そして別の企業を探せるような)仕組みをきちんと作ればいいんじゃないかと思う次第です。 国会図書館の近代デジタルライブラリーなんか、すでに画像は気前よくどどーんと公開してる訳ですから、Googleと共同事業を立ち上げて電子テキスト化を推進してくれないもんでしょうか。

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2005.11.02

Amazon.co.jpで書籍全文検索!

Amazon.co.jpで「なか見!検索」と称して、一部書籍の全文検索ができるようになりました。

開始当初の参加出版社数は講談社、ソフトバンククリエイティブ、日経BP出版センターJohn Wiley & Sons、Simon & Schusterなど約280社。現在、同サービスの対象となっている書籍は、同社が扱う書籍800万冊のうち13万冊だが、アマゾンジャパンのメディア・ディレクターを務めるローレン川崎氏によれば「出版社とさらなる提携を図り、対象書籍の数を増やしたい。今後は、雑誌を取り扱う可能性もある」という。なお、対象書籍に占める和書と洋書の比率や、参加出版者数における国内と海外の出版社の割合は公表していない。
INTERNET Watchより。
 
おお、すばらしい。試してみたところ、講談社が参加していることで、学術文庫の中身がヒットします。おお。
学術系の出版社はどのくらい参加してるんでしょうか。大手も岩波とかどうなんだろう。ともかく、ますますの発展を祈念いたしたい、て感じです。
ただ残念なのは、どうもShift JISの範囲までしか文字は通してくれないようです。古典研究者としては何とかutf-8ベースに移行して、多漢字環境の実現に尽力してくれないかな~と期待します。いや贅沢ですが。でももったいない話です。古典でなくても使う機会とかあると思いますし、文化事業的な位置づけもあわせて行うのは出版事業としてもマイナスにはならないと思うのですが。

【追記】:11.01
ITmediaにも記事が。

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